知人がストレスチェックで引っ掛かったらしい
そこから考えたこと
・知人の属している会社は一年に一回ストレスチェックをやっている。
(アンケート形式で、メールから指定のページに飛んで回答する、みたいなやつ。)
そのストレスチェックで、知人が引っ掛かったことを聞いた。
大体レッドゾーンで、一個突出してる、みたいな感じだと言っていた。
(私は問題無しだった)
・知人の職種は営業である。あと声がいい。
人への気遣いが出来、相手を傷つけないように発言が出来る。
他の人からの不躾な発言には、きちんと傷つくが、それを表には出さないように出来る。
相槌も上手く、言葉をちゃんと受け取り、人が聞いてほしいことを引き出してくれる。
相手にターゲットを絞って話すのが、息をするように出来る人だな、と思った。
出す単語が「人から言葉を借りず、自分からちゃんと出ているのだろうな」という言葉を使う。
それもあり「この人は私に気を使ってない」と思わせる言動の精度が非常に高い。
(一年半接した上で「この人は今気を使っているのだろうか...」と考えられてきた。)
加えて、「相手からこう見られたい」という欲を感じない。自意識からの発言より、相手のことを考えた上での発言が多いイメージがある。「私はあなたとの会話の中で頭使ってる」という発言が全然出てこない。「私は自然体ですよ」とふるまえる人である。
聞き上手で、喋り上手である。非常にユニークな人である。
それもあり、知人は、皆から好まれる人だと思っている。
しかし、それだけの人間関係構築術は、ストレスという代償があったのだな。
・以前から兆候はあったように思うので、ストレスチェックでひっかかったことは、驚かなかった。むしろ「だよなー」と思った。
あの精度の魅力的なパーソナリティならば、何らかの代償を支払っているというのは不思議ではなかった。
ただ、ストレスという代償はあまりにも悲しい。適切な代償も思い浮かばないけど。
・知人がストレスに感じる行動で、助けられている人がいる。
誰かがストレスに思わないように、誰かがストレスを引き受けてたりする。
私も誰かにストレスを背負わせている立場になっている。
・知人はいい感じになってほしい。
ストレスは感じない方が楽ではある。
でも、矛盾(ストレス)を背負っている方が、人間らしくなる。
結果、魅力になることもある。
難しいよねー。