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「ピンと来てくれ」の意です

必然性が足りない

いつだって足りない

 

・人と生きていく上で「必然性」って結構大事だったりする。人にものを頼む時は「あなたにやってほしい」ということに加えて「あなたでなくてはいけない理由」が大事だったりする。

 それを導く方法としては、ゴールからの逆算がテクニックとしてあったりする。

 でも、えてして生活はゴールが見えなかったり、ゴールが見えていたとしても、そこからスタートへの道筋が上手く建てられなかったりする。さらには途中でイレギュラーも起こる。ゴールへ進んでいく途中で選択肢が増える。その選択肢は、よりよいゴールに到達したりするケースも多いが、そう見えて実は悪いゴールに到達するようなものだったりする。

 そうなってくると、必然性がどんどん揺らいでしまう。「だって未来変わるし....」といった具合に。そうなってくると長期スパンのことほど、計画立てが難しいのは当然だったりする。

 経験を積んだ結果、相手を説得でき、何より自分を説得する必然性は、どんどん足りなくなってしまう。皮肉。

 

・選択肢が多すぎてしまう、自分で絞り込む、もしくは他人に絞り込んでもらう必要がある。例えば、「あなたに向いている、もしくはあなたに適しているのはこれですよ」とか言ってほしくなる。それが信頼に足る人だったらなおさら。そしたら自分で自身を持てるし、自身を説得出来る。

 「自分が何をしたいか」で行動を決められるほど、「したいこと」と「向いていること」はイコールではなかったりするので、身勝手には生きられなかったりする。身勝手に生活すること、それに付随することに対して、相応の失敗をしてきてしまった。もう学ぶ時だ、と思ったりする。

 

・必然性はいつだって足りない。直感は強い。相手にそれ以上突っ込まれないから。自分もそれ以上突っ込めないから。

 判断基準としての直感は、あったら便利だったりする。最初から考えずに出来る天才だったり、「したいこと」と「向いていること」が直結している稀有な人ではないのなら、考えて考えて、結果考えなくてもできるようになるプロセスだったり、自分を説得する為の必然性を作り出す経験が必要である。人生は長いのか、私達はその判断が必要なタイミングまでに間に合うのか。